還暦を迎え、ライフスタイルが大きく変化する60代。「もう歳だから」と、地味で無難な車を選ぼうとしていませんか?実は今、子育てを終えて自由な時間が増えた60代こそ、こだわりの「おしゃれな車」に乗る絶好のチャンスなのです。移動手段としてだけでなく、人生を豊かに彩るパートナーとして車を選ぶことで、毎日の生活に驚くほどのハリと潤いが生まれます。
本記事では、シニア世代が陥りがちな「枯れた車選び」を卒業し、大人の余裕と遊び心を感じさせる車選びのポイントを解説します。さらに、安全性や取り回しの良さはもちろん、所有する喜びを満たしてくれるおすすめの5車種を厳選してご紹介。「いつまでも若々しく輝いていたい」「ドライブを通じて新しい発見をしたい」と願うあなたに、これからの人生を共に走り抜ける最高の一台を見つけるヒントをお届けします。
輝くシニアが乗るべき「おしゃれな車」3つの条件
では、具体的にどのような車が60代の魅力を引き立ててくれるのでしょうか。単に派手な高級車が良いわけではありません。今のライフスタイルにフィットしつつ、大人の余裕を感じさせる車には、共通する3つの条件があります。
「ダウンサイジング」ではなく「凝縮」された上質感
大きなミニバンやセダンを持て余すようになり、小さな車への乗り換え(ダウンサイジング)を検討する方は多いでしょう。しかし、単に車を小さくして、質まで落としてしまうと、どこか寂しい気持ちになってしまうものです。
重要なのは、サイズはコンパクトになっても、質感やデザインは妥協しないことです。最近は「小さな高級車」というジャンルが確立されつつあります。内装の素材、塗装の深み、ドアを閉めた時の重厚な音。こうした細部にまでこだわって作られた車は、サイズが小さくても決して安っぽく見えません。むしろ、無駄を削ぎ落とした機能美として、大人の知性を感じさせます。大きな車から乗り換えても満足感が続く、そんな「凝縮」された一台を選ぶことが大切です。
最新の安全装備は「守り」ではなく「自由」の翼
「年齢とともに運転に自信がなくなってきた」という声も聞かれますが、だからこそ最新のテクノロジーを味方につけるべきです。現在の車は、衝突被害軽減ブレーキはもちろん、車線維持支援、後方誤発進抑制、ブラインドスポットモニター(死角の検知)など、人間のうっかりミスをカバーする機能が飛躍的に進化しています。
これらの安全装備は、単に事故を防ぐための「守り」の機能だけではありません。長距離運転の疲労を軽減し、夜間の視界を確保してくれるため、「もう少し遠くまで行ってみようかな」という冒険心を後押ししてくれる「自由の翼」でもあります。安全への信頼感があれば、ドライブはもっと楽しく、活動範囲はもっと広がります。最新の安全技術が搭載されていることは、アクティブな60代にとって必須の条件と言えるでしょう。
所有する喜びを感じさせる「ストーリー」のあるデザイン
若い頃のように流行を追いかける必要はありません。自分が本当に心地よいと感じるデザイン、あるいはその車の開発背景やブランドの歴史に共感できる車を選ぶことが、満足度を高めます。
例えば、伝統的な職人技が光るインテリアや、機能美を追求したスカンジナビアンデザイン、あるいはかつての名車のオマージュを感じさせるフォルムなど。車そのものが持つ「ストーリー」は、オーナーであるあなたの人生観とも重なり合います。駐車場に停めた愛車を振り返った時、「やっぱりこの車にして良かった」としみじみ思えるような、愛着の湧くデザインを選びましょう。
60代におすすめ!人生を謳歌するおしゃれな車5選
ここからは、先ほどの3つの条件を満たし、60代のカーライフを華やかに彩るおすすめの5車種をご紹介します。国産車から輸入車まで、それぞれ異なる魅力を持った車たちです。
日産 ノート オーラ(Note Aura)
「小さな高級車」の筆頭としておすすめしたいのが、日産のノート オーラです。ベースとなるノートよりも車幅を広げ、堂々とした佇まいを持たせています。最大の特徴は、何と言ってもその内装の質感です。ツイード調の織物や木目調パネルをあしらったインテリアは、クラスを超えた上質さを漂わせています。
また、独自のハイブリッドシステム「e-POWER」による走りは、電気自動車のような滑らかさと力強さを両立しており、アクセルペダルの操作だけで加減速ができる(ワンペダル感覚)のも、足への負担が少なくシニア世代に好評です。さらに、ヘッドレストにスピーカーを内蔵したBOSEパーソナルプラスサウンドシステムを選べば、まるでコンサートホールのような音響空間に包まれます。静かで快適、そしておしゃれ。大人の日常を格上げしてくれる一台です。

マツダ ロードスター(Roadster)
もし、子育てが終わり、夫婦二人、あるいは一人でのドライブを楽しみたいと考えているなら、マツダのロードスターは最高の選択肢です。日本が世界に誇るライトウェイトスポーツカーであり、その流麗なデザインは見る人を魅了します。
「スポーツカーなんて派手すぎる」と敬遠しないでください。ロードスターは決してスピードを競うための車ではありません。風を感じ、季節の匂いを感じながら、自分のペースで走る喜びを教えてくれる車です。屋根を開けて走れば、いつもの風景が全く違って見えてくるでしょう。軽い車体は意のままに動き、運転すること自体の楽しさを思い出させてくれます。60代からの「相棒」として、これほど若々しい気持ちにさせてくれる車は他にはありません。

ボルボ XC40
輸入車のおしゃれなSUVに乗りたいけれど、大きすぎる車は不安。そんな方にぴったりなのが、スウェーデンの自動車メーカー、ボルボのコンパクトSUV、XC40です。北欧家具のようなシンプルで温かみのあるデザインは、日本の街並みにも自然に溶け込みます。
ボルボと言えば「安全」の代名詞。世界トップクラスの先進安全機能が標準装備されており、万が一の際も乗員を徹底的に守るという哲学が貫かれています。高い視点は見晴らしが良く、取り回しのしやすいサイズ感でありながら、室内は広々としています。週末の買い物から、ちょっとした遠出の旅行まで、あらゆるシーンで頼りになる存在です。「良いものを長く大切に使う」という価値観を持つ方に、ぜひおすすめしたい一台です。

トヨタ カローラ クロス(Corolla Cross)
「カローラ」という名前に、実用一点張りのイメージを持っているなら、このカローラ クロスを見て驚くかもしれません。世界中で愛される信頼性はそのままに、今の時代に合ったスタイリッシュなSUVとして生まれ変わりました。
力強さと洗練さを兼ね備えたデザインは、若者からシニアまで幅広い世代に支持されています。最大の魅力は、そのバランスの良さです。大きすぎず小さすぎない絶妙なサイズ、トヨタならではの燃費の良さ、そして広大な荷室。ゴルフバッグや旅行の荷物も余裕で積み込めます。もちろん、「Toyota Safety Sense」による高度な安全支援機能も充実。アクティブに趣味を楽しみたい、でも維持費や実用性も賢く考えたい。そんな堅実かつおしゃれな60代に最適解をもたらしてくれます。

レクサス LBX
「いつかはレクサス」と思い続けてきたけれど、大きな車はもう必要ない。そんな方のための新しい選択肢が、レクサス最小のSUV、LBXです。「クラスレスな高級車」をコンセプトに開発され、小さなボディにレクサスの美学と技術がこれでもかと詰め込まれています。
オーダーメイドのように内装の色や素材を選べる「Bespoke Build」というシステムもあり、自分だけのこだわりの一台を仕立てることが可能です。走りも非常に上質で、路面の凹凸を綺麗にいなす乗り心地は、高級セダンからの乗り換えでも不満を感じさせません。サイズは小さくても、乗っている人のステータスや品格をしっかりと表現してくれる、まさに「シニアが輝く」ための一台と言えるでしょう。

車のある生活で、60代はもっと自由に、もっと楽しくなる
お気に入りの車を手に入れることは、ゴールではありません。それは、新しいライフスタイルの始まりです。
最新技術でストレスフリーなドライブを
今の車は、カーナビゲーションやスマートフォンとの連携も進化しています。音声操作で行き先を設定したり、お気に入りの音楽をストリーミングで流したり。こうした新しい機能に触れること自体が、脳への良い刺激になります。「使いこなせるか心配」と恐れずに、販売店のスタッフに聞いたり、家族に教わったりしながら、ぜひチャレンジしてみてください。便利な機能を使いこなせば、道に迷う不安や渋滞のイライラから解放され、ドライブそのものに集中できるようになります。
「目的のない旅」を楽しむ贅沢
現役時代は、時間に追われ、目的地へ最短時間で到着することが優先だったかもしれません。しかしこれからは、寄り道こそが旅の醍醐味です。
ふと気になったカフェに立ち寄ったり、景色の良い展望台で車を停めて深呼吸したり。おしゃれな愛車と一緒なら、そんな何気ない時間が特別な思い出になります。カメラを片手に絶景スポットを巡るのも良いでしょうし、全国の道の駅を制覇するのも楽しい目標です。車は、あなたの好奇心を物理的にサポートしてくれる最強のツールなのです。
愛車の手入れが心の若さを保つ
「おしゃれな車」に乗り続けるためには、手入れも大切です。洗車をしてボディを磨き上げたり、車内を掃除したり。愛車をきれいに保つという行為は、自分自身を律することにも繋がります。ピカピカの車に乗って出かければ、自然と背筋が伸び、服装にも気を遣いたくなるものです。
「良い車に乗っているのだから、それにふさわしいドライバーでいたい」。そんな程よい緊張感が、60代の若々しさを保つ秘訣かもしれません。
まとめ:あなたの人生を映し出す一台を選ぼう
60代での車選びは、単なる移動手段の確保ではありません。それは、「これからの人生をどう楽しむか」という意思表示でもあります。「枯れた車」で妥協するのではなく、あなたの感性に響く、心から愛せる車を選んでください。
今回ご紹介した5台は、どれも個性的で魅力あふれる車ばかりです。しかし、一番大切なのは、あなたがその車の運転席に座った時にどう感じるかです。ぜひ、ディーラーに足を運び、実車を見て、触れて、試乗してみてください。
「この車なら、新しい景色を見に行けそうだ」
そう直感した時、あなたの60代はより一層輝きを増すことでしょう。素敵な愛車と共に、素晴らしいカーライフをお過ごしください。

