オールシーズンタイヤ比較|ブリジストンとダンロップの違いと選び方を徹底解説

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「そろそろタイヤ交換の手間を減らしたい」

「雪は少ないけれど、万が一に備えておきたい」

そんな方に人気なのが、1年中履きっぱなしで使えるオールシーズンタイヤです。なかでも日本の道路事情に合ったメーカーとして多くのドライバーが検討するのが、「オールシーズンタイヤ ブリジストン ダンロップ」という組み合わせではないでしょうか。

ただ、どちらも有名メーカーなだけに「性能はどう違うの?」「雪や雨の日はどちらが安心?」「価格や寿命は?」と迷ってしまいますよね。

この記事では、ブリヂストンのオールシーズンタイヤと、ダンロップの最新オールシーズンタイヤの特徴や違いを、初心者の方にもわかりやすく比較しながら解説します。女性ドライバーやシニアの方でも、自分の地域や車の使い方に合ったタイヤを選べるよう、選び方のポイントまで丁寧にお伝えします。

  1. オールシーズンタイヤとは?初心者にもわかる基礎解説
    1. スタッドレスとの違い
    2. なぜ履き替え不要で使えるのか
    3. 雪道で使える条件
  2. ブリヂストン vs ダンロップ|オールシーズンタイヤの特徴比較
    1. ブランドの特徴
      1. ブリヂストン
      2. ダンロップ
  3. 雪道性能の比較
    1. MULTI WEATHER(ブリヂストン)の雪道性能
    2. SYNCHRO WEATHER(ダンロップ)の雪道性能
  4. 雨の日の性能(ウェット性能)の違い
    1. MULTI WEATHER
    2. SYNCHRO WEATHER
  5. 静粛性・乗り心地の比較
    1. MULTI WEATHER
    2. SYNCHRO WEATHER
  6. 寿命・耐摩耗性の比較
    1. MULTI WEATHER
    2. SYNCHRO WEATHER
  7. 価格帯・コスパ比較
  8. ブリヂストン「MULTI WEATHER」の強みを詳しく解説
    1. 夏と冬をバランスよくこなす万能型
    2. 街乗りの快適性が高い
    3. 耐久性も十分
  9. ダンロップ「SYNCHRO WEATHER」の強みを詳しく解説
    1. 路面状況を“感知する”新しいゴム素材
    2. 雪・雨・晴れの「ミックス路面」に強い
    3. タイヤ寿命も優れる
  10. 地域や使い方別|どっちのタイヤが合うか?
    1. 雪がほぼ降らない地域(東京・大阪・名古屋・福岡など)
    2. 年に数回だけ雪が降る地域(関東北部・東海・中国地方など)
    3. スキー・スノボに年数回行く
    4. 軽自動車・コンパクトカー
    5. ミニバン・SUV
  11. オールシーズンタイヤの選び方(初心者向け)
    1. ①スノーフレークマークの有無
    2. ②ウェット性能の高さ
    3. ③寿命の長さ
    4. ④静粛性・乗り心地
    5. ⑤タイヤサイズの適合
  12. まとめ|あなたに合うのはどちら?
    1. MULTI WEATHERが向いている人
    2. SYNCHRO WEATHERが向いている人
  13. おわりに
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オールシーズンタイヤとは?初心者にもわかる基礎解説

オールシーズンタイヤはその名前の通り、「1年を通して使えるタイヤ」です。春・夏・秋・冬のすべての季節に対応するよう設計されており、突然の雨や軽い雪にも対応します。

スタッドレスとの違い

  • スタッドレスは、積雪の多い地域や凍結道路向けの専門タイヤ。寒冷地で絶対的な強さがあります。
  • オールシーズンタイヤは、夏タイヤとスタッドレスの中間的な性能を持つタイヤです。軽い雪やシャーベット状の雪には対応できますが、「深い雪」「アイスバーン」「急勾配の雪道」などは苦手です。

つまり、
“都市部や雪が少ない地域で過ごす人向けの便利で万能なタイヤ”
がオールシーズンタイヤです。

なぜ履き替え不要で使えるのか

オールシーズンタイヤのゴムは、夏タイヤの硬さとスタッドレスの柔らかさの中間に調整されています。そのため、

  • 夏の道路 → ゴムが柔らかすぎて摩耗しやすい
  • 冬の道路 → ゴムが硬くなりすぎて滑る
    といった問題が起きにくいのが特徴です。

また、トレッドパターン(溝の形状)が水や雪を効率よく排出できるように作られているため、濡れた路面・軽い雪道でも安定した走行が可能です。

雪道で使える条件

雪に本当に対応するには、

  • M+S(マッド&スノー)マーク
  • スノーフレークマーク(雪の結晶マーク)

この2つが揃ったタイヤを選ぶことが大前提です。

両メーカーのオールシーズンタイヤはこの条件を満たしており、軽い積雪や凍結が起きやすい場面でも安心感があります。

ただし、深く積もる地域や幹線道路以外の除雪が遅い地域ではスタッドレスが必要です。ここは誤解されがちなポイントなので注意が必要です。

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ブリヂストン vs ダンロップ|オールシーズンタイヤの特徴比較

オールシーズンタイヤはメーカーごとに設計思想が違います。ここでは、タイヤ選びに重要な要素に沿って比較していきます。

ブランドの特徴

ブリヂストン

  • 世界トップクラスのタイヤメーカー
  • 長年の日本市場での実績と技術力
  • 街乗りの静かさ・乗り心地に非常に強い
  • タイヤの耐久力が高い

特に「快適性」と「年中安心して使えるバランス性能」に定評があります。

ダンロップ

  • 走行性能や技術革新を積極的に取り入れるメーカー
  • スポーツタイヤ・全天候型タイヤで評価が高い
  • 新技術を積極的に導入して差別化している
  • SYNCHRO WEATHER で新しいオールシーズン性能を開拓

比較すると、

  • ブリヂストン → 安定性・静粛性・耐久性
  • ダンロップ → 新技術による万能対応力・安全性能

という違いがあります。

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雪道性能の比較

軽い雪道・シャーベット路面ではどちらも走行可能ですが、技術力にわずかな違いがあります。

MULTI WEATHER(ブリヂストン)の雪道性能

  • 日本の都市部の冬を想定した設計
  • シャーベット・軽い雪の除去性が高い
  • 通勤・買い物で突然雪が降った日に対応できる

ロードノイズが少ないため、普段使いで疲れにくいのが特徴です。

SYNCHRO WEATHER(ダンロップ)の雪道性能

  • ゴムが温度変化に反応し、低温時でも硬くなりすぎない
  • ブロックが細かく、雪をつかむ力が強い
  • 氷に近い路面でも粘り強くグリップするよう設計

特に、雪・雨・凍結が複合するような路面での安定感が大きく向上しています。

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雨の日の性能(ウェット性能)の違い

MULTI WEATHER

  • 濡れ路面でも安定した制動力
  • 夏タイヤに近いグリップ力
  • 静粛性と安定感を両立

雨の日でも不安なく走れる万人向け性能です。

SYNCHRO WEATHER

  • 気温や水分に反応してゴムが柔らかくなる特殊素材を採用
  • ウェット性能が非常に高い
  • 排水性を高めるブロック形状で滑りにくい

「全天候型タイヤ」の名にふさわしい、雨への対応力が特徴です。

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静粛性・乗り心地の比較

MULTI WEATHER

  • タイヤが転がる時の音が低く静かな設計
  • 振動吸収に優れている
  • 家族で乗る車・街乗り車におすすめ

「静かで快適」という点はブリヂストンの伝統的な強みです。

SYNCHRO WEATHER

  • ノイズを抑えるパターン設計
  • 経年劣化を抑え、走行音が大きくなりにくい
  • SUV・ミニバンなど車種を問わず快適性が高い

タイヤの性能としては MULTI WEATHER よりややスポーティーな印象があります。

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寿命・耐摩耗性の比較

MULTI WEATHER

  • 摩耗しにくいゴム配合
  • 夏タイヤに近い耐久性
  • 日常利用での減りが少ない

SYNCHRO WEATHER

  • 摩耗予測シミュレーションに基づく新しいブロック設計
  • 均一に摩耗しやすく寿命が長め
  • 1年中同じタイヤを使っても偏摩耗が起きにくい

ランニングコストを気にする人には大きなメリットになります。

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価格帯・コスパ比較

一般的に、

  • ブリヂストン → やや高価格
  • ダンロップ → 比較すると少しだけ安い

という傾向がありますが、SYNCHRO WEATHER は新技術を搭載した最新モデルのため、従来のダンロップ製タイヤより高めの価格帯です。

ただし、
「夏用と冬用の2セットを買うよりは総合的に安い」
というメリットは両メーカーとも共通しています。

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ブリヂストン「MULTI WEATHER」の強みを詳しく解説

夏と冬をバランスよくこなす万能型

MULTI WEATHER は、都市部のユーザーに最もフィットする性質があります。夏場はサマータイヤとして自然な乗り心地、冬は軽い雪道に対応する能力を持っています。

街乗りの快適性が高い

静粛性や衝撃吸収性が整っているため、家族の送り迎えや買い物など、日常運転の快適さに優れています。

耐久性も十分

摩耗しにくく、オールシーズンタイヤとして理想的な寿命を持っています。

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ダンロップ「SYNCHRO WEATHER」の強みを詳しく解説

2024年登場の新しいオールシーズンタイヤで、技術革新が大きな特徴です。

路面状況を“感知する”新しいゴム素材

SYNCHRO WEATHER では、

  • 水に反応して柔らかくなる
  • 氷や低温に反応して硬くなりすぎない
    という特殊なゴムを採用しています。

これは従来のオールシーズンタイヤにはなかった新しい仕組みで、雨の日や寒い日の走行安全性を高めています。

雪・雨・晴れの「ミックス路面」に強い

冬の都市部では、

  • 朝は凍結
  • 昼は溶けてシャーベット
  • 夜は再凍結
    と状況が目まぐるしく変わります。

SYNCHRO WEATHER のマルチコンディション対応力は、こうした「混合路面」に非常に強く、突然の天候変化にも対応できます。

タイヤ寿命も優れる

独自の溝設計により、均一に摩耗しやすく、長期使用でも性能が落ちにくいのが特長です。

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地域や使い方別|どっちのタイヤが合うか?

ここが最も重要なポイントです。

雪がほぼ降らない地域(東京・大阪・名古屋・福岡など)

MULTI WEATHER が最適

  • 静かで快適
  • 乗り心地が良い
  • 冬道対策も十分

年に数回だけ雪が降る地域(関東北部・東海・中国地方など)

SYNCHRO WEATHER の安心感が上

  • 気温変化に強い
  • シャーベット・凍結に強い
  • 雨の日のグリップも優秀

スキー・スノボに年数回行く

→ 軽い雪道なら SYNCHRO WEATHER
→ 本格的な雪山ならスタッドレス必須

軽自動車・コンパクトカー

  • MULTI WEATHER:街乗り快適タイプ
  • SYNCHRO WEATHER:全天候型、安全性重視

ミニバン・SUV

→ SYNCHRO WEATHER が安定しやすい
車重がある車は、万能性が重要です。

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オールシーズンタイヤの選び方(初心者向け)

①スノーフレークマークの有無

冬の安全性を確保するため、必ず確認しましょう。

②ウェット性能の高さ

雨の多い地域では特に重要。
SYNCHRO WEATHER はここが強みです。

③寿命の長さ

経済的に長く使いたい人は、摩耗の少なさを重視。

④静粛性・乗り心地

家族が乗る車なら、MULTI WEATHER の快適性は大きな魅力。

⑤タイヤサイズの適合

車検証・現行タイヤ側面の数字を必ず確認します。

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まとめ|あなたに合うのはどちら?

MULTI WEATHERが向いている人

  • 都市部中心の走行
  • 静かさ・快適さを重視
  • 雪はほとんど降らない地域
  • コスパ良く一年中使いたい人

SYNCHRO WEATHERが向いている人

  • 雨・雪・凍結など変化の大きい環境を走る
  • 急な天候変化に備えたい
  • 家族を乗せるため安全性重視
  • 万能性能を求めたい人
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おわりに

オールシーズンタイヤは、季節ごとの交換の手間をなくし、日常の運転をもっと快適にしてくれる強い味方です。しかし、万能ではなく、あなたの地域・車・走行環境に合ったタイヤを選ぶことが重要です。

ブリヂストンとダンロップはどちらも信頼できるメーカーですが、それぞれ特徴が違います。この記事の比較を参考に、あなたのカーライフにぴったりの1本を見つけてみてください。

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