雪予報の前日に!60代からのタイヤチェーン装着練習・疲れず巻くコツ

スポンサーリンク
タイヤチェーン装着練習 車用品
タイヤチェーン装着練習
記事内に広告が含まれています。

天気予報の雪マークを見て、ふと不安がよぎることはありませんか。

「昔は平気だった」と思っていても、久しぶりのチェーン装着には思わぬ落とし穴があるものです。特に私たち世代にとって、寒空の下での不慣れな作業は、体力だけでなく気力さえも奪っていきます。

しかし、ほんの少しの準備とコツさえ押さえておけば、慌てることはありません。

この記事では、定年後のアクティブなカーライフを楽しむ皆様に向けて、自宅駐車場でできるタイヤチェーン装着の練習法をご紹介します。力任せではなく、便利な道具と知恵を使ってスマートに備える。それが、大人のドライバーの流儀です。いざという時に、助手席のパートナーを安心させられる「余裕」を、今ここで手に入れておきませんか。

スポンサーリンク

今こそ「大人の余裕」を見せる時!事前練習が必要な3つの理由

天気予報で雪マークがついた時、あなたは焦りを感じますか、それとも「準備はできている」と落ち着いていられますか。私たち60代にとって、車の運転は単なる移動手段以上の意味を持ち始めています。特に、定年退職を経て再雇用で働きつつ、そろそろ「上がりの1台」を検討している私たち世代にとって、今の愛車を安全に扱うことは、これまでのドライバー人生の集大成とも言えるプライドに関わる問題です。

若い頃、スキー場へ向かう道中で寒さに震えながらチェーンを巻いた経験がある方も多いでしょう。しかし、当時の記憶と体力だけで今の雪道に挑むのは少々危険です。雪予報の前日に自宅の駐車場で練習をしておくことは、単なる作業の確認ではなく、私たち世代がスマートにカーライフを楽しむための「大人の余裕」を生み出す儀式のようなものです。ここでは、なぜ今、あえて練習が必要なのか、その理由を深掘りします。

タイヤチェーン装着練習
タイヤチェーン装着練習

ぶっつけ本番は「体力」と「プライド」を削ります

正直に申し上げましょう。60代半ばに差し掛かると、自分では認めたくないものの、体力や柔軟性の低下は避けられません。雪が降りしきる氷点下の屋外、しかも交通量のある道路脇で、かじかむ指先を動かしながら初めてチェーンを装着する状況を想像してみてください。それは肉体的に過酷であるだけでなく、精神的にも大きなストレスになります。

もし装着に手間取り、後続車に渋滞を作ってしまったり、同乗している妻に不安な顔を見せてしまったりするのは、長年ハンドルを握ってきたベテランとして避けたい事態です。「昔はもっと早くできたはずだ」という焦りは、判断ミスを招き、最悪の場合、怪我や事故につながりかねません。

自宅の駐車場という安全で平らな場所、そして穏やかな天候の中で手順を確認しておくことは、いざという時に「体が動く」状態を作るための最良の準備です。スムーズにチェーンを装着し、何食わぬ顔で雪道へ走り出す。これこそが、私たちが目指すべき「枯れないシニア」の姿ではないでしょうか。

昔のチェーンと今のチェーンは別物です

「チェーンなんて、はしご型を巻くだけだろう」と思っていませんか。もしあなたの記憶が10年、20年前のもので止まっているなら、情報のアップデートが必要です。現在主流となっているタイヤチェーンは、非金属製のゴムやウレタン素材のものが増えています。これらは静粛性が高く、乗り心地も良いのですが、装着方法は昔ながらの金属チェーンとは全く異なります。

また、金属チェーンであっても、最近のものは「亀甲型」と呼ばれるタイプや、車両移動不要で装着できるワンタッチタイプなど、進化を遂げています。昔取った杵柄で挑もうとすると、フックの形状やロックの掛け方が直感的に分からず、現場で立ち往生することになります。説明書を老眼鏡なしで薄暗い雪道で読むのは至難の業です。最新のチェーンは確かに便利になっていますが、その便利さを享受するためには、事前の「手合わせ」が不可欠なのです。

欠品・サイズ違いのトラブルを未然に防ぐ

ガレージの奥に眠っていたチェーンを引っ張り出してきた場合、あるいは新しく購入した場合でも、必ず確認しなければならないのが「中身」です。いざ装着しようとしたら、ゴムバンドが劣化して切れてしまった、フックを固定する専用工具が見当たらない、といったトラブルは意外に多いものです。

さらに深刻なのがサイズ間違いです。車を買い替えたのにチェーンは前の車のままだった、あるいはタイヤのインチアップをしたことを忘れていた、といったケースです。サイズが合わないチェーンは装着できないばかりか、無理に装着すると走行中に外れて車体を傷つけたり、ブレーキホースを切断したりする重大な事故につながります。雪予報の前日であれば、まだカー用品店に走る時間があります。道具が全て揃っていて、正常に機能するかを確認する作業は、安全運転の第一歩です。

スポンサーリンク

60代からのチェーン装着は「道具」で楽をする

現役時代のように、気合と根性だけで乗り切る必要はありません。私たちには、長年の経験で培った知恵と、少しの経済的余裕があります。それを活用して、便利な「道具」に頼るのが賢い選択です。チェーン装着のハードルを下げるのは、実はチェーンそのものの性能よりも、作業をサポートする周辺グッズの有無にかかっています。ここでは、シニア世代が絶対に用意すべき「三種の神器」をご紹介します。

膝を守る「クッションマット」は必須

タイヤチェーンの装着作業において、最も体に負担がかかるのが「膝」と「腰」です。特にタイヤの裏側に手を回してフックを掛ける際、地面に膝をつく姿勢は避けられません。冷え切ったアスファルトやコンクリートの上に直接膝をつくと、冷たさが骨に響き、痛みで作業どころではなくなります。また、濡れた地面でズボンが汚れるのを気にして中腰のまま作業を続けると、腰痛の原因になります。

そこで用意していただきたいのが、厚手のクッションマットです。キャンプ用のウレタンマットの切れ端でも構いませんし、カー用品店で作業用として売られている専用品でも良いでしょう。これを膝の下に敷くだけで、作業の快適さは天と地ほど変わります。膝をついて安定した姿勢で作業ができれば、手元の細かい作業にも集中でき、結果として装着時間の短縮にもつながります。「汚れてもいい服」に着替えるのも大切ですが、「体を守る道具」を使うことは、長くアクティブな生活を続けるための投資です。

軍手ではなく「メカニックグローブ」を選ぶ

「作業といえば軍手」というのは一昔前の常識です。チェーン装着において、軍手はあまりお勧めできません。理由は2つあります。一つは、綿の軍手は水を吸うとすぐに冷たくなること。もう一つは、厚みがあるため指先の感覚が鈍くなり、細かいフックの掛け外しがしにくいことです。

お勧めしたいのは、整備士が使うような「メカニックグローブ」あるいは、手のひら部分にゴムの滑り止め加工が施された薄手の作業用手袋です。これらはフィット感に優れており、素手に近い感覚で作業ができます。チェーンの金具は冷たく、素手で触ると皮膚が張り付いたり、かじかんで力が入らなくなったりします。薄手でも防寒・防水機能がついたタイプを選べば、冷たさから指を守りつつ、確実な作業が可能になります。おしゃれなデザインのものを選べば、作業中の気分も少し上がるかもしれません。

老眼対策にもなる「ヘッドライト」

夕方や早朝、あるいは降雪時の薄暗い中で作業する場合、手元が見えないことは致命的です。片手で懐中電灯を持ちながらチェーンを巻くのは不可能ですし、スマートフォンを照明代わりにするのは、水没や落下の危険があるので避けるべきです。

ここで活躍するのが、頭に装着する「ヘッドライト」です。登山や釣り用のもので構いません。両手が自由に使える状態で、自分の視線の先を常に明るく照らしてくれるこの道具は、視力が低下し始めた私たち世代にとって最強の味方です。特に、タイヤハウスの奥にあるフックを確認したり、チェーンの裏表を判別したりする際、光量のあるライトがあるだけで安心感が違います。LEDタイプなら軽量で長時間持ちますので、車に一つ常備しておくことを強くお勧めします。

スポンサーリンク

自宅駐車場で実践!疲れずに装着する「コツ」と手順

準備が整ったら、いよいよ実践練習です。ここでは、体力を温存しつつ、確実に装着するための具体的な手順と「コツ」を解説します。マニュアル通りの手順だけでなく、経験者が実践しているちょっとした裏技を知っているだけで、作業効率は格段に上がります。

【準備】タイヤの向きを変えて「作業スペース」を作る

多くの人がやりがちな失敗は、タイヤが真っ直ぐの状態で作業を始めてしまうことです。これでは、タイヤと車体の隙間(タイヤハウス)が狭く、奥にあるフックに手が届きません。無理に手を突っ込めば、袖は汚れ、腕は傷だらけになり、息も上がってしまいます。

練習を始める前に、まずエンジンをかけ、ハンドルを目一杯切ってください。例えば、右側のタイヤにチェーンを巻く場合は、ハンドルを右に全開に切ります(左側の場合は左へ)。こうすることで、タイヤの前方または後方がフェンダーの外側に大きく顔を出します。この「露出した部分」を利用すれば、タイヤの裏側へのアクセスが劇的に楽になります。これは前輪駆動車や多くの四輪駆動車で使えるテクニックです。後輪駆動車の場合はハンドルでタイヤが動きませんが、ジャッキアップしなくても作業しやすいスペースを確保するために、車を広めの場所に停めることが重要です。この一手間を惜しまないことが、涼しい顔で作業を終える秘訣です。

【装着】「お寿司のネタ」のように被せるのが正解

チェーンをタイヤに被せる際、ガチャガチャと無造作に乗せていませんか。チェーン装着の成否は、最初の「被せ方」で8割決まると言っても過言ではありません。まず、チェーンを地面に広げ、ねじれがないか、裏表が合っているかを入念に確認します。ここで焦ると、後ですべてやり直しになります。

タイヤにかけるときは、お寿司のシャリ(タイヤ)にネタ(チェーン)を乗せるようなイメージで、優しく、均等に被せます。この時、タイヤの頂点だけでなく、全体にバランスよく垂れ下がっているかを確認してください。特に重要なのが、タイヤの裏側に回るチェーンの位置です。ここが偏っていると、裏側のフックが届かず、無理に引っ張って体力を消耗することになります。チェーン全体を揺すりながら、重力を使って自然にタイヤへ馴染ませていくのがポイントです。力任せに引っ張るのではなく、チェーンの自重を利用して「着せる」感覚を持ってください。

【仕上げ】少し動かして「増し締め」を忘れずに

フックを全て掛け、ゴムバンドやロック機構で固定したら、それで終わりではありません。練習でも必ず行っていただきたいのが「車両移動」と「増し締め」です。装着直後は、タイヤとチェーンの間に微妙な隙間や歪みがあります。そのまま走り出すと、遠心力でチェーンが浮き上がり、フェンダーに当たったり、外れたりする原因になります。

装着したら、車をゆっくりと10メートルほど動かしてみましょう。雪道ではないので無理は禁物ですが、タイヤを数回転させることでチェーンが馴染みます。車を降りて再度確認すると、さっきまでパンパンに張っていたチェーンに緩みが出ているはずです。ここで改めて締め直し(増し締め)を行います。最近のチェーンには「増し締め不要」を謳うものもありますが、念には念を入れて確認することに越したことはありません。この「確認の余裕」こそが、安全への最後の鍵となります。

スポンサーリンク

それでも不安なら…「JAF」や「ロードサービス」を頼る勇気

ここまで練習の重要性を説いてきましたが、当日の天候があまりに過酷だったり、体調が優れなかったりする場合もあるでしょう。あるいは、練習中にどうしても上手くいかないこともあるかもしれません。そんな時は、無理をせずにプロを頼るという選択肢も持っておいてください。

JAFや自動車保険付帯のロードサービスは、チェーン装着の依頼にも対応している場合があります(有料・無料は契約内容によります)。「チェーンごときで呼ぶのは恥ずかしい」と思う必要はありません。無理をして怪我をしたり、風邪を引いたり、あるいは装着不備で事故を起こしたりする方が、よほどリスクが高いです。私たち世代は、自分の限界を知り、適切なリソースを活用する賢明さを持っています。

また、これから「上がりの1台」への買い替えを検討されているのであれば、チェーン装着の頻度を減らせる車選びも一つの視点です。最新のSUVや四輪駆動車は、雪道での走破性が格段に向上しています。もちろんスタッドレスタイヤは必須ですが、多少の雪ならチェーンなしで安心して走れる車を選ぶことで、冬のドライブのストレスを減らすことができます。外車の中には、雪道での安定性とデザイン性を高い次元で両立させたモデルも多数存在します。次の車選びでは、デザインや内装だけでなく、「冬の安心」を装備するという視点を持ってみるのも良いでしょう。

スポンサーリンク

まとめ:「備え」があれば、雪道のドライブも楽しめる

雪予報の前日に行うチェーン装着練習は、単なる作業ではありません。それは、愛車と共に安全に冬を越すための、ドライバーとしての責任ある行動です。そして何より、私たちシニア世代が、いつまでもアクティブに、そしてスマートにカーライフを楽しむための自信につながります。

暖かいジャケットを着て、使いやすいグローブとライトを用意し、一度練習してみてください。意外とスムーズにできた時の達成感は、現役時代の仕事をやり遂げた時の感覚に似ているかもしれません。「準備万端だ」と言える状態で迎える雪の朝は、不安なものではなく、白銀の世界への入り口に見えてくるはずです。安全で快適な冬のドライブを、ぜひ楽しんでください。

タイトルとURLをコピーしました